mimi's world-4 * Black Sky

__ It is started from one dream... as it became with Love Dreams


Another side of A New Day * 王子の物語 I

  1. 2014/05/25(日) 06:28:57_
  2. A New Day
From far away beyond beautiful ... SEVEN SEAs

美しい海の彼方より the RUMOR of Merman's A New Day


『 噂の人魚 』 物語 A New Day- Prologue & the CAVE より

。・。・。・。・。・。・。 the RUMOR 7 。・。・。・。・。・。・。





深くも浅くも無い、ここは波の影響も無い

光が届くかといったら、届かない

でもいつも、小さなプランクトンが光って舞い落ちる . . __________




・・・・・



「 さぁ、蓮さま・・・」

そう言われて時間なのかと立ち上がり、離宮の庭に続く回廊を泳いでいた

今日の執務はですね・・・
あれと、これと、そしてここでは・・・それでですね・・・
そう今日のスケジュールを言われながら、ふと目を向けると、庭にキョーコがいる

彼女は立ち止まってふわふわ浮きながら、こちらに背を向けていた

大きく伸びた海草が彼女の姿を見え隠れするかの様に ゆらゆらと揺らめいて、揺らめく度に海草から小さな泡が彼女の回りを取り巻きながら、ゆっくりと渦の様に上に立ち昇っている
その渦の中に、舞い落ちるプランクトンの小さな煌きが混ざり合って、彼女の回りは輝いていた


その美しい姿に・・・


今朝の彼女の姿が重なる

髪に付けられた桜貝の髪飾りを撫でて、彼女の事が愛しいと・・・自分の心が今日も締め付けられていた
早く自分の后として いつも横に並んでいられる日を、こんなにも毎日望んで止まない自分の気持ちは、毎朝彼女を迎えに行く度に・・・


庭に舞い落ちるプランクトンを見ていた

・・・このプランクトンが降り積もり、自分の国を豊かに彩る珊瑚やヒトデ、イソギンチャク達に、彼女の髪を飾ってくれる、たくさんの色を持った貝達も・・・

そして、国民であるたくさんの魚達に豊かな海と綺麗に彩る世界を造ってくれる様に・・・


自分の心の中に毎日毎日降り積もる、君への愛しさが・・・

小さな輝きの様に止め処なく舞い落ちて、自分の心を豊かに彩り、その心が穏やかに広がって、自分の公務の忙しさを忘れさせてくれる微笑みに・・・

また愛しくて・・・

彼女の回りを立ち昇る、小さな泡粒の渦の様に自分の心の中が煌いて


君が自分の横に並んで、共に朝を迎える日には

毎日 心に降り積もる君への愛しさを、君の心にも伝えたいと・・・手でキスをし続けてきたけれど・・・本当は・・・

早く・・・・・



「 蓮さま、急がないと遅刻なさいますよ。 」

ふと我に返り、彼女の後ろ姿を見送ると彼女の傍にはカナエがいた

カナエと話しているらしい、女の子同士の笑い声と彼女がカナエに向ける微笑みは・・・

・・・毎朝自分に向けてくれる微笑みとは違う


その女の子らしいキョーコの笑顔に、今日もまたがんばろうと心に刻んで、
開かれた離宮の門を潜って行った




・・・・・


公務から戻ると門の近くにキョーコが佇んでいた


少し離れたこの場所から見ていると・・・

どこかを見ながら溜息を付いているのが見えた


彼女の吐き出した、少し大きめの吐息の気泡・・・

その気泡を両手で包み、そっと絡ませた両手を開きながら、指の間から漏れ出した彼女の吐息の気泡が小さな泡粒と成って、桜貝の様に薄く染まるその頬を掠めて撫でながら・・・

ゆっくりと上に立ち昇ってゆく

その立ち昇る自分の吐息の気泡を、彼女はずっと見えなくなるまで見続けていた


「 あっ、蓮・・・」

上を向いていた彼女はこちらに気が付くと、すっと泳いで近づいてくる


「 お帰りなさいませ・・・」

そう言って下げる頭に・・・そっと手を当てた


キョーコの髪飾りは朝と違って、華やかな多色に輝くアコヤ貝が付けられていた

光を当てたら綺麗に輝くのだろう・・・

そう思いながら、彼女に光を当てる様に自分の妃として傍に置く日を考えていた

貝殻ではなくて・・・本当は早く、このアコヤ貝から取り出される真珠や、今日見つかったと報告を受けて視察に行った国の外れ
沈没船が何百年もの間沈んだままだったのだろう
朽ち果てた宝箱の鍵はさび付いて、その中から零れ落ちるように広がっていた

たくさんの色鮮やかな地上の宝石

君のこの頭上に、この海の中の宝石も地上の宝石も・・・

もっと君を綺麗に輝かせてあげられる日が、早く来ますようにと想いを込めて目を瞑った


君の頬を掠めて昇った小さな気泡の様に、自分の手で君の頬を優しく包み
君の周りに渦となって巻きつく気泡の様に、自分の腕で抱き寄せて

この自分の国の財産で、煌く飾りをこの髪に飾り国の象徴として・・・

この手の代わりに・・・ 優しく口付けを・・・頭上にしてあげたいと思っていた


「 蓮さま・・・」

さぁ、行きますよ・・・そう促す自分のお付き、社人魚が声を掛けるので
はっと目を開くと、キョーコもこちらを見て微笑みながら、すっと社の後ろに下がって行った

離宮に入っても、自分の後ろに社が付いて、その後ろをキョーコが下がって付いてくる

この様子を自分の家臣たちは頭を下げながら見送っている・・・この時に・・・

自分の横にキョーコを並べて泳ぎたいと思っていた



ダイニングルームに着くと、キョーコの乳母がカナエのお付きと一緒にやってくる
彼女達がとても大事にこの離宮の中で扱われている事は、キョーコの夜としての髪飾りにも、
カナエの髪飾りにも見て取れる

キョーコとカナエは仲良く引いてもらった椅子に座り、楽しくしゃべりながら食卓を囲み始めた

愛しい彼女の姿を見つめながら、彼女たちが楽しそうに話しているのを何気なく見ていた


・・・でも・・・

ふと気付いた


キョーコは、カナエとしゃべりながらだからなのか・・・
運ばれて来るものに口を付けるが、残して下げさせている事

カナエはそのキョーコに気付いていない・・・

じーっと見詰め耳を澄ますと、二人は遊泳会の話をしている

時々聞こえる、プロフィール写真が・・・とか、この国の王子はね~・・・とか、
外で公務をしだしたカナエの話を興味深く聞いている

_____ そんな情報、キョーコの耳に入れんでも良い。

そう思っていたのは、今朝 公務に向う途中、回廊から見た彼女達
後姿のキョーコとカナエがはしゃいでいる姿を心の中に焼き付けて、今日も公務に励んできた

はしゃいでいた理由がそれなのかと、思いだしていた彼女の笑顔

同じ笑顔に、そんな事を今も話していると・・・キョーコ達から目が離せなく成っていた

モグモグしながら見ていると、カナエが手にしたゴブレット 
カナエがしゃべり過ぎて喉が乾いたと見える・・・その飲み物を飲んでいる

その隙にキョーコは・・・

カナエから視線を外して、俯きながら小さな溜息を漏らしていた

彼女の口から出た小さな気泡・・・
その気泡を両手で掴んで、そっと後ろに気付かれない様に逃がしたのを見ていた


( ん~・・・舞泳会ね・・・)

キョーコは、もしかすると・・・

自分が舞泳会にキョーコの写真を載せなかった事を、気にしているのだと思った
王族として・・・カナエは公務に出る傍ら・・・
もう貝殻の髪飾りではなく、真珠の髪飾りを黒く長い髪に輝かせている

カナエが ぷは~っと置いたゴブレットの金色に、カナエの真珠がキラッっと光って気が付いた


(王族として認められていないとでも・・・思っているのか?・・・)

キョーコの溜息の原因は分からないまま・・・その日は時が経ち眠りに誘われていた


何日か毎日、気にして見ていた

朝、おはようと声を掛けて・・・自分の手から口付けを受けてくれる彼女
毎日の優しい微笑みを、必ずその後に自分に向けてくれる事は、何も変わらない

けれど、彼女は食べ物に口を付ける事無くて・・・

何日か前よりもほっそりとして、もっと美しく成っている


これは・・・舞泳会に行く為なのか?・・・そう思っていた

綺麗になった彼女を表に、初めて披露したら・・・
・・・カナエの言う、他の国の王子が見初めてしまうのではないか

カナエが彼女に伝えた他の国の王子の事は、彼女には必要ない事


その美しさは、自分一人のものだと・・・
遊泳会に行く時は、自分がエスコートして臨みたいと思っていた


早くその髪に・・・自分の国の豊かな自然からの飾りが・・・

自分の国の豊かな財産で輝かせてあげたい


自国の象徴として輝く君を傍に置ける日・・・__________



でも、その日が来たら・・・

自分は・・・


キョーコに今まで秘密にしてきた事を打ち明けなければ成らないと・・・

今の幸せが壊れてしまわないといいと・・・


胸に愛しい君の微笑みを抱きしめて、玉座に公務に向った


振り返って見詰めた君は、とても柔らかい微笑みで・・・
君の周りに煌き広がる、気泡の粒が君の頬を伝って昇っていくのを、胸の中に焼き付けて


「 行ってきます・・・」

自分も笑顔を彼女に作り直し、この心配事だけは、今は彼女に伝わらなければいいと思いながら・・・・




・・・・・


キョーコの事を考えていて、どうしても眠れなくなっていた


彼女が舞泳会に出掛けたら

綺麗な彼女に群がる様に、求婚の踊りを申し込む人魚はたくさん居る事だろう

その事なのか・・・

よく分からないまま、胸の中がざわつく様に胸騒ぎがしていた

窓の外を見ていると、目の前をクラゲが通って行った



あれは・・・



森の魔女の使い



時々出向く、地上への視察

その時に必ず通る門番のMs Woodsに、足が必要な旨を伝え魔法で姿を変えてもらう

なぜ離宮に?・・・
Ms Woodsの使いが迷い込んできたのか・・・

どこから進入して来たのだろう

それにも増して、この海全体の王族達には重要な魔女の使いだと、もしも知らない我が警備隊が発見すれば、魔女の使いを我が離宮にて処罰しては一大事

自国はこの海の全ての国から攻撃による破滅に追いやられては・・・


胸騒ぎがするまま、庭に出て追いかけて行った時クラゲの向こうに見えた

美しい人魚の尾

すっと音も揺らめきも無く、周りに舞い散るプランクトンの光を共に纏う様に

光を取り巻いて消えて行った



キョーコ・・・?


見間違えるはずのない、毎日その愛しい姿を目に焼き付けて、公務に励むのだから

彼女が消えた庭の端の海草の生い茂る向こうを掻き分けると、小さな洞窟がある
そこを覗くと彼女の姿はもう見えない

きっと、Ms Woodsの使いのクラゲもここから入って来たに違いないと思う

でも、自分が通るには狭すぎて・・・

胸騒ぎがするままに、門を自分で開けて外に出た



離宮の中しか知らないキョーコが、この大海原に・・・

迷子に成る心配よりも、この国に流れ着く放浪モノ回遊魚たちには獰猛な輩が蔓延っている
其のもの達に、キョーコが餌食にされてはと・・・

必死になって東西南北、上下左右全てを見回した

でも彼女は見つからない・・・


ふと上にぼんやり光る、クラゲ
Ms Woodsの使いが、傘を広げて閉じてを繰り返し、漂ういつもと違って自分で泳いでいるのを見つけて、Ms Woodsの知恵を借りようと、そのクラゲを追いかけ始めた

キョーコは、お供も無しに一人で・・・

自分の胸騒ぎがどんどん高まるにつれ、彼女が無事であって欲しいと思うだけで

離宮から離れた事を、咎める事は無い


ただ、愛しい彼女が我が胸の疼きを治めてくれるまで

探し続けようと思っていた・・・・



・・・その時だった・・・





_____ 漂うJelly Fishを追いかけて・・・

目の前に広がる光の中に見つけた自分の愛しい人




Prince's adventure II

SPACY

美海* mimi

Author:美海* mimi
mimi's world - Dream Four

- the loves are the prince like

SO Fraternity
sO Extreamly
sO Essencially
sO Leaky
sO Scarcity

And wilder than wilderness

never those are the same at every moments

the lights winks to you ...

...like Planets in universe



* the BLACK SKY *


PRELUDE of LOVE DREAMS

*MERCURY - Chuehonn's LOVE
*VENUS - Ren's LOVE
*MOON - the one 's LOVE
*MARS - Sho's LOVE
*JUPITER - Hideto's LOVE
*SATURN - Reino's LOVE
*URANUS - Hikaru's LOVE
*NEPTUNE - Taira's LOVE
*GALAXY... HIDING behind interstellar clouds



mimi's world

LD1 - HEART

bless of Love with DEEP breath


LD 2 - DREAM

brightness in the WHITE lime lights


LD3 - SYMPATHY

peacefulness as POLAR as sweetened for the ONE A me BLO

sleep as peacefulness and sweetened II to 11 in fc TWO



LD5 - MIND

Uncompletation ICY Sensitivity



∞ I*s B-FOREVER

From far away beyond BEAUTIFUL SEA

theD

from far away beyond beautiful sea


LD7 & F-TM* HOPE and DESIRE

BElieVE.beLIEve.believe

mimi's Fairytales
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...still
under constructions

Dream 6 - The Radiance

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